学部名によく使われる名称は何か?

最近長い名前の学部やいろんな名称を組み合わせた学部が増えていると思いませんか?

今回は学校基本調査をもとに、2018年度の大学の学部名でよく使われる名称を調べてみました。

「文」が1番、「工」が2番

以下が延べ50学部以上で使用されている名称のリストです。備考にあるのは重複集計されているものです。単一名称は文であれば「文学部」となっている学部数です。〇〇科学部も含みます。

番号名称総数単一名称単一比率備考
1268 110 41%文化(80)、人文(67)含む
2227 115 51%理工(67)含む
3174 80 46%医療(81)含む
4経済167 140 84%
5159 44 28%理工(67)、心理(35)含む
6人間143 45 31%
7経営141 93 66%
8看護140 119 85%
9教育134 94 70%
10社会129 25 19%
11117 105 90%
12国際116 20 17%
13情報113 24 21%
14福祉83 1 1%
15医療81 4 5%
16健康81 22 27%
17文化80 4 5%
18保健75 10 13%
1974 73 99%
20人文67 50 75%
21理工67 43 64%
22総合60 2 3%
23現代52 0 0%
24環境52 6 12%

大きく3パターン

名称は大きく以下の3パターンに分類されます。

1.単一名称で使用されるもの
2.単一でも使用されるが、他の名称ともくっつくもの
3.他の名称とくっついて使用されるもの

単一名称で使用されるもの

経済、看護、法、薬などが該当します。

旧来から使用されている名称が多いです。

単一でも使用されるが、他の名称ともくっつくもの

文、工、理などと人間、国際、情報などが該当しますが、前者と後者は少し異なります。

まず文、理などはいろんな場面で使用されます。文化や心理などがその典型例です。

また、後者は持ち合いという表現が適切かどうかわかりませんが、例えば国際と情報で国際情報学部など、よく使われる名称同士をくっつけた名称で使用されます。保健、医療、健康などはどの組み合わせでも医療系の学部として成立してしまうので、単体で使用されるというより組み合わせで使用されることが多くなります。

他の名称とくっついて使用されるもの

最後は他の名称とくっついてのみ使用されるものです。福祉、文化、総合、現代などが該当します。

これも2つに分かれます。福祉や文化などは社会福祉や〇〇文化などの複合名称で使用されることが多いため、単体で使用されることがありません。

総合、現代などは「接頭語」として使用されます。むしろ総合学部(総合科学部は国立に2つありますが)や現代学部などと書かれても何をする学部なのかわからないですよね。具体的にどういう名称になっているのか見てみます。まずは総合です。

学部名学部数
総合政策学部17
総合情報学部6
総合経営学部4
総合人間学部3
総合福祉学部3
総合文化学部3
人間総合学部3
総合科学部2
総合リハビリテーション学部2
総合人間科学部2
総合社会学部2
国際総合科学部2
総合管理学部1
総合理工学部1
福祉総合学部1
総合マネジメント学部1
総合光科学部1
総合文化政策学部1
総合生命科学部1
総合数理学部1
総合グローバル学部1
総合心理学部1
総合生命理学部1

次に現代です。

学部名学部数
現代社会学部15
現代ビジネス学部7
現代文化学部6
現代生活学部3
現代人間学部3
現代マネジメント学部2
現代教養学部2
現代中国学部1
現代コミュニケーション学部1
現代福祉学部1
現代法学部1
現代経営学部1
現代経営情報学部1
現代国際学部1
現代心理学部1
現代政策学部1
現代ライフ学部1
現代教育学部1
現代日本社会学部1
現代家政学部1
現代システム科学域1

いかがでしょうか?正直言うとこれらの言葉は「不要」です。総合は幅広さを現代は新しさを表現したいということでしょうが、それらの言葉を取り除いてもほとんどの場合は学部名として成立します。

こういう学部名を見たときには、何が幅広いのか?何が新しいのか?をぜひ確認してください。

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