学生数の多い学校法人ランキング2020年度版(1~10位)

私立の学校は学校法人によって設置されています(国立大学だと独立行政法人、公立だと地方公共団体や公立大学法人)。学校法人は学校種を超えていくつもの学校を設置することができます。

そこで学校法人別に学生数の多い大学のランキングを作成してみました。

基準として、事業報告を公開している大学設置法人、短大設置法人を対象とし、事業報告書に記載されている学生数を参照しました。学生数の多い法人は大学法人が多いのでほぼ全部の学校法人のランキングだと思ってもらってよいです。

次に対象とするのは学校教育法にある学校(大学【大学院含む】、短大、高専、高校、中等教育学校、小学校、特別支援学校、幼稚園)と専修学校(専門学校、高等専修学校)です。

保育園や日本語学校などの各種学校は法人によって公開されているされてないがバラバラなので含めませんでした。

また、通信制の大学と短大についてはダブルスクールなどが多数含まれるため除外しました(これを入れるとかなり順位が変動します。参考数値として入れました)。通信制の大学院、高校などについては一緒になっているところなどがあったため、含めてしまっています(広域通信制高校などはかなり影響を与えてしまいますがダブルスクールしている可能性は低いので良いかなと)。

今回はトップ10です。トップ10は以下の法人です。

順位法人名学生数通信含む
1位日本大学88,531 95,820 
2位早稲田大学50,206 50,947 
3位立命館48,644 48,644 
4位近畿大学46,478 52,302 
5位東海大学45,595 45,595 
6位同志社41,364 41,364 
7位慶應義塾41,275 49,794 
8位東洋大学35,778 36,111 
9位三幸学園34,974 40,497 
10位関西大学34,875 34,875 

1位 日本大学

圧倒的な第1位は学校法人日本大学です。大学の学生数だけでも7万人弱在籍しており、それだけとってみても1位なんですが、それ以外に高校生が1万5千人ほど在籍しています。

それ以外にも短大、専門学校、中学校、小学校、幼稚園と一大学校法人グループと言っても過言ではありません。ないのは高専くらいですかね。

さらに恐ろしいことに、高校や中学校は全附属校のうちの約半分しか同一法人内に設置されておらず、それ以外の半分の高校は系属校として別法人で設置されています。

これらの高校から一気に内部進学してくる(蛍雪時代に掲載されていた入試区分別入学情報だと全入学生の2割以上に相当)わけですから、大学の規模が大きくなるのもうなずけます。

2位 早稲田大学

第2位は学校法人早稲田大学となりました。早稲田大学は5万人強ですが、そのうち4万7千人分は大学生です。残りは高校と一部中学校と専門学校でした。

早稲田は附属高校が多いじゃないかと思っていましたが、有名な早稲田高校や早実は系属校なので数にカウントされていません。

意外なところでは、専門学校も設置していることではないかと思います。しかも夜間のみの学校で、ホームページの情報によるとかなり年齢層も高いようです。

3位 立命館

第3位は学校法人立命館です。立命館は立命館大学だけではなく立命館アジア太平洋大学も設置されており、大学を2つ設置していることが第3位にランクインできた要因です。

特に立命館アジア太平洋大学は留学生が多く、国際性の高い大学として認知度が高くなっています。今回のコロナ禍で今後留学生の動向に影響があると、順位が下がるかもしれません。

これ以外に高校4校、中学校4校、小学校1校があり、初等中等教育も安定的に学生がいるようです。

4位 近畿大学

第4位は学校法人近畿大学です。通信制の大学・短大を除いているため、第2位となっていますが、この数値を合計すると第2位の数値となります。

第3位の立命館と比較すると、大学院生の数がやや少ないことが数値の差になったと考えられます。

近畿大学に見られる特徴は私立の高専を設置していることです。学生数自体は少ないですが、高専はほぼ国立であり、私立の高専は非常に珍しい存在となっています。

それ以外にも短大、専門学校、高校、中学校、小学校、幼稚園を設置しており、東の日本大学・西の近畿大学と言っても過言ではないでしょう。

5位 東海大学

第5位は学校法人東海大学です。東海大学の特徴は大きく2つあります。

1つ目は日本大学と同様に附属高校が非常に多いこと。2つ目は大学のキャンパスが全国規模に展開されていることです。

附属高校で1万人を超えているのは日本大学と東海大学だけです。ただし、日本大学と異なり東海大学は附属高校は同一法人内で設置されています。こう考えると日本大学の附属高校の大きさが際立ちます。

大学の全国展開について、おそらく北海道から九州までキャンパスを設置しているのは東海大学だけです(日本大学は関東+福島+静岡、近畿大学は関西以西)。もともと北海道東海大学、九州東海大学と3大学体制だったものが1つの大学に統合されたものなので、全国に展開されているというのもその名残です。ただし、大学自体の在籍者数はこのランキングに出てくる大学の中では少なめとなっています。

6位 同志社

第6位は学校法人同志社です。同志社は同じ京都の立命館と似ており、同志社大学と同志社女子大学という2つの大学を設置しています。

それ以外にも高校4校、中学校4校、小学校2校、幼稚園1校とこのあたりの構成も立命館と似ています。

なお、同志社には国際部がありますが、今回のランキングには含めていません。

7位 慶應義塾

第7位は学校法人慶應義塾です。

慶應義塾は比較的大学の学生数は少なく、附属の高校、中学校、小学校が安定的に学生数を保持しています。また、通信の大学を含めると早稲田とほぼ同数となります。

8位 東洋大学

第8位は学校法人東洋大学です。

東洋大学は大学の占める割合が高いです。附属の高校、小学校、幼稚園がありますが、そこまでの規模ではありません。また、通信の大学の人数も少なくなっています。

9位 三幸学園

第9位は学校法人三幸学園が入りました。

三幸学園ってどこ?という人もいるかと思います。それもそのはずで、大学は東京未来大学という小規模の大学であり、専門学校を全国に展開しています。その数70校以上。

さらには通信制の高校、短大を設置しています。さらには短大には通信制の課程を持っているため、それを加えるとさらに学生数は多くなります。

もっというと保育園も多数設置しており、その数は含まれないので、学校法人全体の人数はもっと多くなると思います。トップ10の中のサプライズ枠であるのは間違いないでしょう。

10位 関西大学

第10位は学校法人関西大学です。

関西大学も比較的大学の学生数比率が高く、イメージとしては東洋大学と似たような感じです。

以上が学生数の多い学校法人トップ10となります。予想通りの大学もあれば意外な学校法人があったのではないかと思います。

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