大学・短大・専門学校の入学者はどう推移したか(京都府2019年版)

今回は学校基本調査の数字をもとに京都府の大学・短大・専門学校の状況を見ていきたいと思います。

※2020年1月22日に2019年版に改訂しました。

Contents

大学が圧倒的に多い

京都府は大学が多く、短大・専門学校を大きく引き離しています。

※2019年は専門学校が増加しています。これは2007年以来の水準となっています。

私立大学が多い

大学の国公私立別では私立大学が多く、現在も増加を続けています。

大学地域別分析(京都府の大学はどの地域から入学するか)

関東地方が増加する国立大学

京都府の国立大学は複数あり(京都大学、京都教育大学、京都工芸繊維大学)、必ずしもどの大学というわけではありませんが、関東地方からの入学者が増加しており、京都大学に関東地方からの入学者が増えているということを裏付けています。一方で関東地方が増加したことから近畿地方の比率は低下しています。

※2019年は関東地方の比率がさらに上昇しました。これは一期校・二期校に分かれて東大と京大が同時受験できた時期と同じ水準です。

近畿地方の比率が高い公立大学

公立大学も複数ありますが(京都府立大学、京都府立医科大学、京都市立芸術大学)、国立大学と異なり近畿地方の比率が高くなっています。

近畿地方の比率が上昇する私立大学

私立大学は近畿地方の比率が上昇しています。一時期は東海地方の比率が上昇しかけましたが、東海地方にも私立大学が多く設置されたこともあり、数字は伸びませんでした。

大学進学先分析(京都府の高校からはどの地域に進学するか)

近畿地方が低下傾向にある国立大学

大学が関東地方から入学者を受け入れている影響からか、進学先として近畿地方に進学する比率がやや低下しています。その代わりに中国地方がやや増加していいます。

公立大学も同様

公立大学も同様に近畿地方の比率が下がり、中国地方が増加しています。京都府の公立大学自体は他地域の比率が高まっているわけではないため、純粋に中国地方に進学していると推測されます。

※2019年は近畿地方への進学率が過去最低となりました。その分は中国地方へ進学しています。

更に近畿地方の比率が高まる私立大学

私立大学は近畿地方への進学が元から多かったですが、更に数字が上昇しており90%を超えています。

高卒進学率は?

進学率は高止まり(総計)

進学率は80%という高い数字で高止まりしています。

※2019年は進学比率自体は低下しましたが、大学進学率は過去最高となりました。

更に大学進学率が上昇(女子)

女子は大学進学率がまだ上昇しています。

※2019年は女子の大学進学率も60%を超えました。

大学進学率が低下傾向(男子)

女子の大学進学率が上昇する一方で男子は大学進学率が安定せず、かつ低下傾向にあります。

※2019年は男子の大学進学率が低下したことで、女子の大学進学率が男子の大学進学率を上回りました。

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