大学・短大・専門学校の入学者はどう推移したか(沖縄県2019年版)

今回は学校基本調査の数字をもとに沖縄県の大学・短大・専門学校の状況を見ていきたいと思います。

※2020年1月26日に2019年版に改訂しました。

専門学校が優勢

沖縄県の大学・短大・専門学校の状況を見ると、他県と異なり非常に専門学校が優勢です。現在でも専門学校の入学者数は大学の入学者数と同程度の入学者がいます。

公立大学が徐々に多くなる

大学の国公私立別入学状況を見ると、公立大学が徐々に増加していることがわかります。特に2010年に大きく増加していることがわかります。これは名桜大学の公立化によるもので、その分私立大学が大きく減少しています。2010年以降は国公私立大学ともに横ばい状態となっています。

大学地域別分析(沖縄県の大学はどの地域から入学するか)

九州地方が減少する国立大学

沖縄県の国立大学は琉球大学です。沖縄返還の直後は地元の沖縄県のほかに九州地方から多く入学していました。しかし、1990年代後半からその比率が下がり、現在は10%前後まで低下しています。

九州比率が上昇する公立大学

九州比率が低下している国立大学と対照的に、公立大学は名桜大学の公立化をきっかけに九州比率が上昇しています。確かに公立化のインパクトは大きいですが、琉球大学には九州出身者が少なく、名桜大学には多くなるというのは不思議です。

ほぼ沖縄のみの私立大学

私立大学は国公立大学と異なり、ほぼ沖縄県からの入学者で占められています。

大学進学先分析(沖縄県の高校からはどの地域に進学するか)

関東地方・九州地方が増加する国立大学

沖縄県の高校からの国立大学の進学は、以前は沖縄県がほとんどでした。しかし、近年は関東地方・九州地方の比率が徐々に上昇し、それぞれ10%程度が進学するようになっています。それに伴って沖縄県への進学率は低下しています。

※2019年は九州地方への進学率が過去最高となりました。

九州地方から沖縄県に変化した公立大学

公立大学への進学は名桜大学が設置される前後で大きく変化しました。名桜大学設置後は沖縄県の比率が上昇して、九州地方の比率が低下しています。入学者は九州地方の比率が上昇していることから公立大学の設置で他県から人が流入していることがわかります。

※2019年は沖縄県への進学率が低下しています。

より遠い所へ進学する私立大学

私立大学への進学では、沖縄県と九州地方が減少し、その分近畿地方、東海地方などが少しずつ増加しています。つまり沖縄県からの私立大学への進学はより遠くへ進学するようになっています。

※2019年は関東地方への進学率が上昇しています。

高卒進学率は?

専門学校進学率が高い(総計)

沖縄県は専門学校入学者数が多いことを反映してか、専門学校進学率が高くなっています。大学進学率も徐々にではありますが伸びており、専門学校もやや減少傾向にあります。

※2019年は大学進学率が過去最高となりましたが、他の校種が伸びなかったため、全体の進学比率は低下しました。

大学進学率が伸びる(女子)

女子は短大が減少し大学進学率が伸びる構図が続いています。

※2019年の大学進学率の伸びは女子で顕著です。

進学率が低下傾向にある(男子)

男子は順調に進学率が伸びてきましたが、ここ数年は低下傾向にあります。その大きな要因は専門学校進学率の低下となっています。

※2019年は男子の進学比率は四年連続で低下しています。

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