大学・短大・専門学校の入学者はどう推移したか(高知県2019年版)

今回は学校基本調査の数字をもとに高知県の大学・短大・専門学校の状況を見ていきたいと思います。

※2020年1月24日に2019年版に改訂しました。

専門学校が多く、大学が少ない

高知県は専門学校が比較的多く、一時期は大学よりも入学者が多い時期もありました。さすがに近年は専門学校の勢いも衰えていますが、専門学校が健闘している県であると言えます。

※2019年は専門学校が大きく減少しました。これは初の専門職大学高知リハビリテーション専門職大学が開学したことが要因だと考えられます。

私立大学の公立化

高知県の大学の特徴は何と言っても高知工科大学の公立化です。2009年に公立化し全国の私立大学の公立化の先駆けとなりました。結果的に大きく志願者を伸ばし、定員割れ気味だった入学者も回復しました。

現在では高知県立大学と合わせると、国立大学と同じくらいの入学者がいます。

※2019年は上に書いた高知リハビリテーション専門職大学の開学により、10年ぶりに私立大学ができました。

大学地域別分析(高知県の大学はどの地域から入学するか)

四国地方が多いが近畿地方が増加する国立大学

高知県の国立大学は高知大学ですが、やはり地元の四国地方が最も多いです。しかし、その比率は40%程度で残りは他の地域から進学してきています。最近増加しているのは近畿地方で20%前後は近畿地方出身者となっています。

国立大学と似ている公立大学

公立大学は地元出身者が多くなるのが通例ですが、高知県の公立大学は比較的他の地域からも入学者がいます。特に高知工科大学の公立化以降は四国地方の比率がさらに低下しています。近年は国立大学と同様に近畿地方からの入学者が増加しています。

四国地方中心だった私立大学

現在高知県には私立大学はありません(2019年度からは高知リハビリテーション専門職大学ができました)が、設置されていた時期の入学者の状況を見るとほぼ四国地方の出身者だったことがわかります。公立化したことで他の地域からの入学者が圧倒的に増加したことになります。

※2019年に開学した専門職大学は医療系であり、ほぼ全員が四国地方出身です。

大学進学先分析(高知県の高校からはどの地域に進学するか)

四国地方が増加し九州地方が減少する国立大学

高知県の高校からの国立大学の進学先は四国地方が増加しており、中国地方が第二位となっています。いっぽうで九州地方が徐々に減少しています。

※2019年は中国地方の比率が過去最高となりました。

近畿地方から四国地方に変化した公立大学

公立大学の進学先にも公立化の影響が出ています。2009年以降は四国地方の比率が跳ね上がり、その代わりに近畿地方の比率が一気に低下しました。結果的に公立大学の進学先は四国地方が大きく増加しています。

近畿地方と関東地方の比率が高い私立大学

私立大学への進学は公立大学と逆の影響が出ており、私立大学の進学先としての四国地方が減少しています。その代わり近畿地方が増加していて、さらに関東地方も減少せず横ばいとなっています。

※2019年は専門職大学の開学により四国地方の比率が跳ね上がりました。その分近畿地方が減少しています。

高卒進学率は?

専門学校進学率が低下(総計)

全体の進学率は徐々に低下しています。ただし、大学進学率は伸び続けており、進学率の低下の主な原因は専門学校進学率が低下していることにあると言えます。

※2019年は大学進学率が一気に伸び、過去最高となりました。

専門学校の減少が顕著(女子)

女子は専門学校進学率の減少が顕著です。一方で大学進学率はそこまで伸びておらず、結果的に全体の進学率は低下しています。

※2019年度の大学進学率の伸びは女子に顕著です。やはり地元に医療系の大学ができると進学動向に大きく影響します。

大学進学率は伸びて40%台に(男子)

男子は大学進学率が伸び、40%台となりました。ただし、専門学校進学率の低下が大きく、全体の進学率は2017年度まで下がり続けていました。

※一方で2019年は男子はほぼ変動ありませんでした。

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