大学・短大・専門学校の入学者はどう推移したか(和歌山県2019年版)

今回は学校基本調査の数字をもとに和歌山県の大学・短大・専門学校の状況を見ていきたいと思います。

※2020年1月22日に2019年版に改訂しました。

全体的に低調

大学が最も多く、次いで専門学校、最も少ないのは短大となっていますが、縦軸の目盛りを見てわかるように、全体的な数字は低調です。それでも大学は1993年に、専門学校は2009年に大きく増加した時期があります。

別キャンパスのおかげ

和歌山県は私立大学の入学者が少ないことがわかります。先述の通り1993年に大きく増加していますが、これは近畿大学の生物理工学部が設置されたことによります。突出している1997年も同じく生物理工学部内に新学科が設置されたことによります(当時は定員管理が現在ほど厳しくなく、収容定員からみると余裕がある初年度に多くの入学者を入れていた事例があります)。

大学地域別分析(和歌山県の大学はどの地域から入学するか)

ほぼ近畿地方のみになった国立大学

国立大学は和歌山大学ということになりますが、近畿地方の比率が年々上昇しており、ここ数年は90%に迫る勢いです。ほぼ近畿地方の人しかいないと言ってもいいでしょう。

いったん下がるも再び近畿地方の比率が上がった公立大学

和歌山県の公立大学は和歌山県立医科大学です。2004年までは医学部のみだったので、医学部ブームの際に関東地方からの入学者が増加しました。しかし、その後看護学科などが増設されたため医学部の比率が相対的に下がったことにより再び近畿地方の比率が上昇しています。

一貫して近畿地方の比率が上がる私立大学

私立大学は先述の通り奮いませんが、出身地を見ても近畿地方の比率が上昇しており、出身地域もかなり固定化していることがわかります。

※2019年は近畿地方の出身者の比率が過去最高となりました。

大学進学先分析(和歌山県の高校からはどの地域に進学するか)

近畿地方が多いがここ数年は中国・四国地方が増加する国立大学

和歌山県は近畿地方に位置付けられますので、近畿地方への国立大学への進学が約半数です。しかし、その次は中国地方と四国地方が抜けてきています。以前は(1990年ごろ)は関東地方が多かったですが、現在はそれほど多くはありません。

国立大学同様に中国地方が増加する公立大学

公立大学は近畿地方の比率が高いです。しかし、その次は国立大学同様に中国地方の比率が伸びてきており、10%前後は中国地方に進学しています。

※2019年は中国地方への進学率が過去最高となりました。

一貫して近畿地方が増加する私立大学

私立大学への進学は一貫して近畿地方が増加しており、その結果関東地方の比率が低下することになっています。

※2019年は近畿地方への進学率が過去最高となりました。

高卒進学率は?

大学進学が伸びず専門学校が再び増加(総計)

和歌山県内には大学が少ないため、大学進学率が低く、かつその比率は伸びていません。一方で短大の進学率は年々低下しており、専門学校の進学率が上昇しています。

※2019年は大学進学率が過去最高となりました。

専門学校が伸びている(女子)

専門学校進学率が高まっているのは女子に見られる傾向です。一方で他県で見られるような大学進学率の上昇は起こっていません。

※2019年は大学進学率が過去最高となりました。それでも他県と比較すると低い水準です。

進学率が低下(男子)

男子は女子に見られる専門学校進学率の上昇が見られず、結果的に全体の進学比率が低下しています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です