大学カリキュラムの見方(経済・経営編)

今回は経済・経営系の大学カリキュラムがどうなっているのかを見ていきます。数が多いので有名私立大学に絞りました。この分野は私立大学の定員が多いので、これらを見ると大まかな傾向がわかると思います。

各大学の学則や履修要項を参照しました。

経済学系統

まずは経済学の系統を見ていきます。いくつか学科のある大学もありますが、基本となる経済学科のみを見ています。

大学名マクロ経済学ミクロ経済学数学統計学その他合計うち演習
早稲田大学44249237
関西大学4400142214
慶應義塾大学(計量系)44444200
慶應義塾大学(歴史系)44048200
明治大学440012206
東洋大学440012204
甲南大学440010182
学習院大学44044160
中央大学44004122
日本大学66000120
関西学院大学44002100
上智大学4200280
法政大学0000884
立命館大学(社会系)0000880
立命館大学(計量系)4400080
近畿大学0000888
駒澤大学0400480
専修大学0000880
立教大学0000440
京都産業大学2200040
青山学院大学0000000
同志社大学0000000
龍谷大学0000000

多くの大学がマクロ経済学とミクロ経済学を必修としています。一方で数学を必修にしているのは早慶のみ、統計学を必修にしているのは早慶に加えて学習院のみということになりました。

その他は経済入門、経済史、演習科目などが入ります。

これを見ると、マクロ経済学とミクロ経済学は基本となりますが、それをいかに活用していくかを学ぶことが経済学の基本となるのではないでしょうか。その手段として数学と統計学はむしろ必須項目となると思います。

経済系学部に入学される場合には必修になっていなくても数学と統計学は修得してください。むしろこれらの科目は必修にして、数学をきちんと高校の時に履修していることを条件にする必要もあると思います。

そういう意味では早稲田大学の政治経済学部の入試数学必修化は大変評価できる項目だと思います。

その上でこれらの武器を使って、様々な分野に適用していくことが経済学の肝になるのではないでしょうか?演習科目が必修にない大学が多くあるのはカリキュラム構成上問題があると思います。もちろん履修できないわけではないですが、問題は全員履修できる体制が整っていないことにあります。

演習系科目はぜひ必修にして全員が履修するような体制を作ってほしいです。

経営学・商学系統

続いて経営学・商学系統です。経営学・商学系統は「経営学部」としている大学、「商学部」としている大学、経済学部の中に設置している大学の3パターンがあります。また、経営学部と商学部を両方持っている大学もあります。

大学名概論経済学簿記会計統計学数学その他合計うち演習
専修大学(経営)4242014262
明治大学(経営)444008200
早稲田大学(商)044242160
駒澤大学(経営)248002160
慶應義塾大学(商)040442142
立教大学(経済)048000120
中央大学(経営)840000120
関西大学(商)222006124
龍谷大学(経営)00200790
日本大学(商)42200191
明治大学(商)04000484
青山学院大学(経営)40400080
関西学院大学(商)40400080
近畿大学(経営)00000888
立教大学(経営)22200060
京都産業大学(経営)00000660
上智大学(経済)40000040
東洋大学(経営)00000222
学習院大学(経済)00000000
法政大学(経営)00000000
同志社大学(商)00000000
立命館大学(経営)00000000
甲南大学(経営)00000000
専修大学(商)00000000

経済学系統と比較すると、必修の顔ぶれももちろん異なります。経済学は必修であるものの経済学系統と比較して概論的な経済学として設置されています。

それ以外に簿記会計についての科目が必修となっていることが多いようです。また、経済学では入門科目を必修にしているところが少なかったのですが、経営学・商学では概論として入門科目を設定していることが多いです。

その他の科目についてはマーケティングなどの科目を必修にしている大学が多いようです。

ここでも数学と統計学を入れてみました。やはり早慶のみ(統計学については専修大学の経営学部が加わります)となっています。

数学と統計学は経済学同様に経営学・商学系統でも武器となるものです。ぜひ履修してください。

また、簿記会計の知識は必須の項目であると言えます。これらの科目のためにも数学的素養はあったほうが良いです。

経済学・経営学・商学系統に進学を考えている人へ

何度も書いていますが、とにかく数学をきちんと勉強するようにしてください。また、入学後は統計学をできるだけ履修してください。

そのうえで、演習科目を取るようにしてください。武器を身につけて、その使い方を覚えることが重要です。

必修になっていなくても他の大学の学生は学んでいることを意識して履修するようにしてください。

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