カリキュラムの類型

カリキュラムはどんな型がある?

カリキュラムは各学校ごとに決めるため、千差万別ですが、いくつかの類型に分けられます。それを今回は見ていこうと思います。

類型 必修比率 よく見られる分野
定形型 60~80%程度 医療系学部、専門学校等
積み上げ型 40~60%程度 理工農系学部、芸術系学部等
背骨型 20~40%程度 文学部、法学部、新分野の学部等
自由型 20%未満 法学部、経済経営系学部等

以上のように大きく4類型があると言えます。

定形型は主に資格取得を目指す学部で見られます。専門学校はいろいろな種類がありますが、医療や衛生【美容師や栄養士など】の分野が多く、同様の傾向があると言えます。資格の取得を目指す学科では、資格ごとに要件が決まっており、それを取得しないと受験資格が得られないため、自然と必修科目が多くなります。

積み上げ型は主に理系の学部で見られます。専門科目において、身につけておくべき基礎的な知識(数学、物理、化学など)や技能(芸術系の造形技能など)が大学教育中にもあるため、その部分が必修となっていることが多いです。

背骨型は文系学部の一部や新分野(従来の学部ではなく学際系の学部)で見られます。必修となるのはその学部の基礎(概論)科目と演習系の科目のみで、それ以外の専門科目(各論に当たるもの)は選択科目になっているものです。演習科目を通じて必要な各論の科目を履修していく形になります。

最後に自由型は必修科目が非常に少ないか、もしくはないものを指します。この型は基本的には経済経営系学部だけでしか見られません。

どの型が望ましい?

基本的にどの型の学部学科でも卒業までの単位数は変わらないわけですからほとんど同じ。ただし必修の科目が多ければ多いほどハードルが上がって大変であると言えます。

問題があるとすれば自由型に該当する学部かと思います。履修する側からみると、自分が学びたいものが学べるということですが、演習科目が選択になっているため卒業まで選択しないこともできます。それにより、貴重なアウトプットの機会が保証されません。

また、自分に何が必要な科目を考えることもないため、判断基準が「単位が取りやすい」ということにもなりかねません。

それだけではなく、演習が抽選になっているという場合もあります。その状態では、「全学生分の機会が用意されていない」ということでもあります。つまり学生に対して十分な教員を用意していない(人数はいても質が伴っていない可能性も)など条件面で劣る可能性もあります。

大学選びの際に参考にしてください。

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